ローマ帝国ローマ市造幣所 211年 デナリウス銀貨 アウトレット カラカラ帝 極美品

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図柄表:カラカラ帝 図柄裏:ウィクトリア女神 発行地:ローマ帝国ローマ市造幣所 発行年:211年 銘文表:ANTONINVS PIVS AVG BRIT 銘文裏:P M TR P XVIIII COS III P P 額 面:デナリウス 材 質:銀 直 径:19 mm 重 量:3.39 g 状 態:極美品 分 類:RIC 185; Sear 6823 カラカラ帝はセプティミス・セウェルス帝の息子であり、彼もベルベル人の特徴を持つ。蓄えた巻毛がちな髭が特徴で、顔つきは眉間に皺を寄せたいかめしい姿で描かれる。実際、短気で粗野な皇帝であり、写実性の高さが窺える。 カラカラは彼に付けられた渾名であり、本名はルキウス・セプティミウス・バッシアヌスである。即位後は五賢帝の哲人皇帝の名をもらい、マルクス・アウレリウス・アントニヌスと同名を名乗った。カラカラとはガリア人の民族衣装で、フード付きのチュニックだった。彼は幼少からこれを好んで来て人前に現れたため、カラカラと渾名された。 粗野で乱暴な皇帝であったが、彼の在位中にはローマ帝国史上重要な政策がいくつも試みられた。大きく分けて以下の3つが重要な事項となる。 アントニニアヌス銀貨の発行 銀不足及び財政難による応急処置対策として施行。カラカラの治世は良かったものの、その後ハイパーインフレーションが勃発し、これが後にローマの経済を破綻させ、帝国の崩壊の要因のひとつとなった。 カラカラ浴場の建設 民衆の人気を取るために建設した巨大な入浴施設。風呂以外にも娯楽施設などが併設された市民の憩いの場だった。だが、カラカラは治世中の素行があまりにも悪く、この機嫌取り政策はあまり実を結ばなかった。 属州民へのローマ市民権付与 属州民にも市民権を与える寛容で善意ある政策と多くの書籍で誤認識されている。実際の目的は税金負担者を増やし、国家収入を増やす意図があった。 最終的には軍の兵卒に放尿中の隙を狙われて刺殺される最期を迎えた。手当たり次第に気に入らない者を処刑していたため、兵士の身内まで殺害していたことによるしっぺ返しを食らった。

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